
いつも株式会社カワッタデザイン(以下、弊社)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様から「制作したデザインのデータ(IllustratorやPhotoshopなどの元データ)をもらえませんか?」というお問い合わせをいただくことがございます。
弊社では、デザインデータおよび著作権の取り扱いについて、以下のポリシーを定めております。お客様のビジネスを守り、デザインの品質を維持するための大切なご案内となりますので、ご一読いただけますと幸いです。
デザインのご依頼において、「制作費を払ったのだから、データも著作権も自分(発注者)のものになるはずだ」と誤解されてしまうことがよくあります。
しかし、日本の法律(著作権法)では、「著作権は、実際に創作した人(弊社)に発生する」と定められています。 つまり、お客様にお支払いいただく制作費は、完成した「成果物(印刷物やWebサイトなど)」をご利用いただくための費用であり、「デザインの権利そのものを買い取る費用」や「元データをもらうための費用」ではない、というのがデザイン業界における基本的な考え方となります。
この前提を踏まえまして、弊社の具体的なルールをご案内いたします。
弊社では、原則として制作したデザインの「元データ(編集可能なデータ)」および「著作権」の譲渡は行っておりません。
パンフレットなどの「印刷物」の場合は完成した「印刷物そのもの(または印刷用の入稿データ)」を、Webサイトの場合は「Web上で表示されるためのファイル一式」をご納品物としてお渡ししております。
これには、大きく3つの理由があります。
デザインには、私たちが有料で契約している専用フォント(書体)や写真・イラスト素材が含まれています。元データをそのままお渡ししてしまうと、お客様が意図せずライセンス違反(著作権侵害)となってしまうリスクがあるためです。
私たちが提供するデザインは、1mmの余白や文字の配置に至るまで、「どうすればターゲットに想いが伝わるか」をロジカルに計算して設計しています。別の方が編集されることでバランスが崩れ、本来のデザインの役割が果たせなくなるのを防ぐためです。
デザインデータは、単なる「作業の結果」ではなく、お客様の課題を解決するための「思考のプロセス」や「プロとしてのノウハウ」が詰まった設計図です。完成したお家(納品物)はお渡ししますが、建築家の特別な設計図や工具(元データ)はそのままお渡しできないのと同じイメージです。
Q.
制作費を払っているのだから、データ(元データ)ももらえるんじゃないの?
Q.
印刷代を抑えたいので、他社で印刷するための「入稿データ」だけ欲しいのですが?
Q.
将来的に少しだけ文字を修正したくなった場合はどうすればいいですか?
Q.
それでも、どうしても自社で編集したり、他媒体で使い回したい時はどうすればいいですか?
「社内でテキストだけ変更して使い回したい」「自社の完全な所有物として自由に扱いたい(商標登録したい等)」といったご事情がある場合は、ご相談ください。
用途によって2つのパターンがございますので、目的に応じてご案内いたします。
パターンA
データ譲渡(※特定の媒体のみでの使用・一部改変)
パターンB
著作権譲渡(※他媒体への無制限な流用・完全買い取り)
データ・著作権をお渡しする際のご注意事項
どちらのパターンをお選びいただく場合でも、以下の点をご了承いただいております。
譲渡範囲・条件の合意について
のちのちのトラブルを防ぐため、事前に譲渡の範囲や利用条件について「お見積書への明記」や「メール・書面等による事前の合意」を必須とさせていただいております。
有料フォントや写真素材の取り扱いについて
デザインに使用している「有料フォント」や「有料写真素材」は、ライセンスの都合上、弊社からそのままの状態でお渡しすることができません。そのため、ご納品前に「文字のアウトライン化(図形化)」「無料フォントへの置き換え」「ダミー写真への差し替え」などのデータ調整を行わせていただきます。
お渡し後の免責事項
データや著作権をお渡しした後に、お客様側での編集・流用によって発生したライセンス違反、デザインの崩れ、その他あらゆるトラブルや損害につきまして、弊社では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
私たちが目指しているのは、単に「デザインを作って終わり」ではなく、デザインの先にある“良いつながり”を創ることです。
「ここのテキストを変更したいな」「新しくこういう展開をしたいな」と思ったときは、いつでも私たちにお気軽にお声がけください。
お客様の事業への理解を深め、責任を持って、美しく効果的な状態のままアップデートさせていただきます。
皆様のご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。