深センで見た「テクノロジーで生活を変える」IoT家電にスマートホーム 中国深セン視察2018


こんにちは!カワッタデザインのカワタです。

2018年6月27日〜30日まで、中国の深セン(以下深圳)へ視察へ来ています。
実は、昨年の3月にも深圳には来ており、今回で1年ぶり2度目。

深圳への視察の目的は以下の通りです。



今回は


  • 小米(シャオミ)の旗艦店
  • 世界最大の電気街「華強北」

で見た、

  • IoT家電
  • スマートホーム

についてです。

「IoT家電」や「スマートホーム」は日本でも以前より話題になっていますすが、生活の中への入り具合は少しずつという感覚です。

深圳という街はそんな私たちに様々な提案をしてくれているようでした。

小米(シャオミ)の旗艦店

深圳にあるシャオミのお店へ行ってきました。
それまでシャオミは「スマホのメーカー」というイメージが強かったのですが、今回お店へ行ってみてイメージが随分と変わりました。

小米(シャオミ)とは?

シャオミは2010年に北京で設立された会社です。
アップルに似せたマーケティング戦略で伸びてきたそうですが、2014年頃からはモノのインターネット(IoT)時代に向けたスマート家電の開発にも取り組んでいるとのことです。



小米(シャオミ)の旗艦店の立地


シャオミ旗艦店は地下鉄「高新园(ハイテクパーク)」が最寄駅です。



この場所は名前の通り、技術系の会社がたくさんあります。
大学も近くにあるようです。



写真のような高層ビルがたくさん立ち並んでいます。
この地域はユニクロや日本のショッピングモールにもあるようなお店がたくさん並んでいます。


ちょうど、表参道を歩いているような感覚になるエリアです。
アート作品も道路上に並んでいます。

そんな場所に「シャオミ旗艦店」があります。


ぱっと見、「アップルストア?」と言いたくなるような外見です。
さっそく店内に入ってみました。

ほとんど説明表記のない店内

店内もやはりアップルストアに似ています。



が、スマホとPCは手前にあるだけ。
奥はというと…



ロボットやドローン、木製のおもちゃまで売っていました。
POPのデザインや店内の装飾など見ると「Apple」+「MUJU」+「IKEA」な雰囲気でした。



写真を見てもらうと解るとおり、店内のPOPには説明はほとんどありません。
店員さんがたくさん居て、すぐにプレゼンをしてもらえます。

これは電気街「華強北」でも同じで、個人商店には値札すらついておらず、商品や値段が気になれば店員に声をかけます。
するとデモを交えながらプレゼンをしてくれ、値段交渉もできるシステムです。
(値段交渉はシャオミの店舗ではできません…おそらく)


「科技改変生活」(テクノロジーが生活を変える)


シャオミの印象が大きく変わったのは2階のフロア。
入り口には「科技改変生活(TECHNOLOGY CHANGES LIFE:テクノロジーが生活を変える)」というキャッチが。



このコンセプトがこのフロアに置いてある商品すべてに通っていました。



ご覧の通り


  • IoTウクレレ
  • IoT自転車
  • IoTスーツケース

などが置いてありました。

「え?IoTウクレレって何よ!?笑」って感じですよね。
これもアプリと連動して様々な情報を送ったり受け取れるようです。
ウクレレって別に生活の必需品でもないのに作っちゃうっていうのが面白いなぁと思いました。



他には


  • 歯ブラシ
  • ヘッドマウントディスプレイ
  • 掃除機
  • 空気清浄機
  • ドローン
  • ヘルスケア機器

などが、IoT機器として紹介されていました。
どれもおもしろい。IoT歯ブラシとか、どんなデータが取れるんだろう…。


安いは正義?


正直驚いたのがその「値段」。
どの商品も、日本の店舗やオンラインで購入するより半額以下の感覚でした。

スマホ「小米8 SE(4GB RAM/全网通)」



たとえばこちらのスマホ「小米8 SE(4GB RAM/全网通)」。
容量は4GBではありましたが1799元(約33,000円)。

液晶の綺麗さとか、iPhoneとそんなに見分けつかなかったです。
機能的にまぁそこそこで安かったらやっぱり買いたくなっちゃいますよね…。


単焦点プロジェクタ



こちらもすごかった商品。
単焦点プロジェクタなのですが、壁との距離はこの写真の通りで100インチが綺麗に映せます。
さらに中にはAppleTVのようなソフトウェアまで入っており、前面にはそれなりにクオリティの高いスピーカーまでついています。

それで、9,999元(約180,000円)。
写真じゃ伝わりづらいのですが…本当にすごい迫力でした。


IoT時代の商品は安くないといけない?

おそらくどの商品も深圳のエコシステムの恩恵を受けていると思います。
安くて良いもの、これほど消費者にとって嬉しいものはないです。

例えばそれがどこかの商品のパクリだとしても、外側のロゴが違うだけで性能的に変わらずに安いなら私なら安い方で良いかな?と思ってしまいます。

で、最近学んだ大事なことを思い出しました。

IoT時代において

  • 家電の売り切りのビジネスは今後なくなっていく
  • 全てのものが課金システムになる

なので、

  • なるべく製品の販売は安い値段
  • 「まずは買ってもらうこと」

が大事なんだろうと思います。

と、なると…中国はやはり強いな…と思いました。


電気街「華強北」の「電子世界」内スマートホームフロア


さて、電気街「華強北」の「電子世界」に話を移したいと思います。



世界最大の電気街「華強北」についてはこちらをご覧ください。


電子世界にはスマートホームのフロアがありました。
全体的に展示会の会場のような雰囲気です。

残念ながら私たちが行った時には閉店時間を回っており店員さんがいなかったのですが、自由に見て回ることができました。



フロアの中で結構な割合を占めていたのが「スマートロック」。
正直、こういう商品が出て来ているのは全く知りませんでした。


  • 指紋認証
  • カードでの開錠
  • 来客をアプリで確認

できたりするみたいです。



以下の写真は「スマートホームにするならこんな感じでセンサーをつけますよ」的な図。
まぁ、これを見て「えっ、本当にこんなにつけるの!?」って思いましたが。



IoTにより生活に様々な変化が起きそうです。


さいごに


シャオミと電子世界にあったIoT家具やスマートハウスを見てきましたが、少し気になったことがあります。

「ここまでやって需要ってあるのかな?」
というところ。消費者はこれ、望んでる?

おそらく、この中には普及しないものもある気がします。
ただ、深圳は失敗と改善をハイスピードで繰り返す街

失敗作が混じっていたとしても、
この街のスピードからしたらそんなもの放っておいて、
売れる新しいものを作っていっちゃう
そんな気がします。

IoT家具やスマートハウスは今は普及もまだまだですが、すぐに今よりネットも発展し、間違いなく我が家もスマート化の波に飲まれると思います。

結局今の世の中の変化のスピードと便利さには抗えないわけで、今回は深圳に少し先の未来を見せてもらった気がしました。


関連エントリー

リンク

中国深セン視察2018 0日目「私が深圳へ行く目的」

リンク

世界最大の電気街「華強北」の若者達の生活 中国深セン視察2018

リンク

中国の今どき広告事情・圧倒的存在感の微信(WeChat)の公众平台(公式アカウント)

リンク

「え?なにこれ、かわいい。」中国の今どきグラフィックデザインをご紹介

リンク

中国深圳視察2018 「実験都市・深圳」のおもしろさ

リンク

中国深圳視察2018 シェアバイクの現状からみるすごさと脆さとその中でも光る深圳ブランド