TEDxKobe 2017へ参加。そこは「アイデア」という「思いやり」の詰まった暖かい空間だった。

先日、TEDxKobeというイベントへ参加してきました。

実は今回が2回目の参加。昨年のTEDxKobe2016に参加した際のことは、以下の仕事のブログに書いています。


今回も非常にたくさんのインプットがあったため、思考の整理も兼ねてブログに感想を残したいと思います。


ということで、先日TEDxKobe2017というイベントに参加してきました。


気がついたらプレゼンを聞きながら何度か涙を流していました。

と同時に、自分の考えを改めなければならないと強く思っていました。


良かった。とても良かった。行って良かった。刺激的だった。
スピーカーの方々のトークにはグサグサと心にささるものがたくさんありました。
また、スタッフの方々が作り出す空気感、懇親会でお話させていただいた方の熱量に色々な事を気づかされました。

そんなTEDxKobe2017。自分なりに振り返ってみたいと思います。

TEDxKobeとは

TED

みなさんはTEDをご存知でしょうか?

NHKの「スーパープレゼンテーション」という番組でも取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれません。

TEDは理念である「ideas worth spreading(価値のあるアイデアを広めよう)」をベースに様々な分野の人がプレゼンテーションを行うイベントです。

私もこれまでTEDの動画を様々見てきましたがどれも素晴らしいものばかり。TEDの動画はこちらからご覧いただけます。

TEDxKobe

私は昨年初めてTEDxKobeに参加しました。

TEDxKobeの存在を知った時

え!?あの有名なTEDが神戸に来るの!?すげぇ!!

と思ったのですが…

実はTEDxはTEDとは違い、独自の運営を行なっているものなのです。

「x」は独自に運営されていることを意味し、TEDの定めた運用ルールに沿いながら、各地方の独自色を出して運営されています。

TEDxKobe公式サイトより

ということで、TEDxKobeはTEDの運用ルールに乗っ取りながら、神戸の有志で結成されたイベントになります。

TEDxKobeに参加するには

TEDxKobeではゲストの事を「パーティシパント(参加者)」と呼んでいます。

参加費用は

  • 一般:8,640円
  • 学生:6,480円
  • 小学生:1,080円
  • 小学生未満:無料

となります。(※参加費にはアフターパーティーでのご飲食代も含まれております。)

TEDxKobeのゲストは、ただ受け身で聞くだけのものではなく、盛んにアイデアを交換しあったりします。そのため、参加申込時には自分のもっているアイデアを記入する必要があります。

TEDxKobe 2017: Spiralling Inspiration

私がTEDxKobeに参加した理由

私が8,000円以上もお金を払ってTEDxKobeに参加した理由。

それは、自分に何か刺激になりそうな出来事が欲しかったから。

今年後半の自分を振り返った時、実はあまり元気がありませんでした。家族のこと、仕事のこと、将来への漠然とした不安、色々と要因はあります。このままズルズルと新年を迎えるのも嫌だなと…。

実は、前回参加した際にとても元気をもらいました。中学生・高校生など、自分より若い世代の人たちが、自分の考えを堂々とプレゼンしていて、キラッキラしていて…。

今回もまた、参加することによって、何か刺激をもらえるのではないかと思いました。

また、TEDxKobeに関わっている方々に非常に知り合いが多く、その方々に会いたかったというのも理由のひとつ。素敵な方々ばかりで、いつもパワーをもらっています。

全体の構成と会場に施されたスタッフの工夫

TEDxKobe 2017の全体の構成は、9つのスピーカー・パフォーマーを中心に構成されていました。

時間としては1つめのセッションが11時から始まり、最後のセッションの終了が18時なので、非常に長いイベントです。ですが、長さをあまり感じさせないよう、様々なアクティビティが用意されていたり、ブレイクタイムの設計がされていいました。

イキイキと動く数多くの学生ボランティアスタッフ

スタッフの方から聞いたのですが、今回はスタッフがとても多かったそうです。

なんと、学生ボランティアは申し込みが多すぎて抽選まで行われたとか。総勢150名ものスタッフが関わっていると聞いて驚きました。

ステージの最後には関わったボランティアスタッフの方々がみんな壇上に上がっていたのですが、みんないい表情をしていました。

懇親会で出会う人たちからも熱量を感じる

TEDxKobeの懇親会は、実際にスピーカーとして登壇されていた方々ともお話をすることができます。

自分がどのように感じたのか、なんとか感想を伝えたかったので、可能な範囲内でスピーカーの方々ともお話させていただきました。

また、今回、イベントの最後に行われた懇親会では、以前スタッフをされていた方ともお話させていただきました。

みなさんそれぞれに目標や夢を持っていて(しかも自分よりも全然若い!)ここでもパワーをもらう事ができました。

論理的なアイデアを通して感じる情緒的なメッセージ

スピーカーの方々もみんな、目標までの道のりの途中にいる

スピーカーの方々が話される気づきやアイデアというのは、

  • 世の中を変える事ができる!
  • 困っている人を助ける事ができる!

というものが多く、なぜその考えに至ったかの経験や気づきをもとに、具体的な事例をもって紹介されます。

どのプレゼンもしっかりと構成されており、論理的に説明されていて腹落ちする内容ばかりです。(それもそのはず。2ヶ月以上も話す内容についてのブラッシュアップが行われたようです。)

そして、そのアイデアからはすべて、スピーカーのみなさんの情熱や思いやりを感じる事ができました。

まさにTEDの「ideas worth spreading(価値のあるアイデアを広めよう)」という理念そのものです。上から目線のノウハウの押し付けは決してありません。

また、スピーカーの方々はそれぞれの夢や目標へ向かう道のりの途中にいるように感じました。だからこそ励まされるし、応援したくなるし、自分もそこに参加したくなります。

実は最近の私の考えは非常に独りよがりなものばかり。

「面白み」みたいなものや「物事を動かす内から湧き出すパワー」や「情熱」を自分から感じることができていませんでした。完全に病んでますね…。

TEDxKobeはそんな私に「目を覚ませ!」と言わんばかりのパワーを持ったイベントでした。

各パフォーマンスやプレゼンテーションの感想

拙く、短絡的な感想になってしまい、お恥ずかしいですが…少しずつ。

グラフィックレコーディング

今回もグラレコがすごく役立ちました。(特に、Jayさんの英語の講演の内容が、すべて聞き取る事ができなかったため後で見返してとても納得しました)

懇親会で眺めながら再度聞いた内容を整理することができました。

仙石 彬人さん feat. にしもとひろこさん

今回のテーマである「Spiralling Inspiration」を表現するために、会場全体を仙石さんのアートが包み込んでいました。オープニングのライブ、にしもとさんの繊細…と思いきや大胆で魂を揺さぶられる歌声には本当に感動。

声のレイヤーを重ねていくようなにしもとさんの歌と、混じり合う色を表現する仙石さんのアート、格好良かったです。

Jay Woo Shinさん

好奇心をもつことで普通なら見落としてしまっているものにも気づく事ができる…「なぜ?」という好奇心と疑問をもつことで、ゴミの中からでも宝石を見つけることができる!という内容でした。

普段の生活でも当たり前を見直す事、それも前向きな好奇心を持つ事が大切だと感じました。

Jayさんとは懇親会でもお話をさせていただきました。非常に気さくにお話してくださり、とても楽しかったです。
(自分の英語レベルが低くて伝えたい事の半分も伝えられなかった…。)

西田 健志さん

神戸大の西田先生。「消極性研究会」なるものを立ち上げられたとの事で…結構「交流しなさい」という場を作る側にいる私は内容に「あぁ…そうだよなぁ、嫌な人にとっては嫌だよなぁ」と再認識。

そんなコミュニケーションの苦手意識などの課題に対する解決策として提案していた消極性デザイン:shyhack(行動を起こせない人をhackする)という考え方、非常に面白かったです。

というより、本当に学生にはコミュニケーションの苦手な子が多いので、私の授業にもshyhackの考え方を取り入れていきたいと思いました。

神戸華僑總會 舞獅隊

伝統文化の継承を使命として活動されている盧隊長率いる「神戸華僑總會 舞獅隊」。

そのパフォーマンスもさながら、この文化を絶やさないように、新しい形を模索されているとのことでした。カンフーの練習に武術として使われているというのにはびっくり。華僑の方々の存在は知っていたものの、その方々の考えなどを聞く機会など今までなかったのでとても貴重な機会でした。

本当に獅子が生きているように見えるパフォーマンス、圧巻でした。(私も噛まれたかった。)

木戸 彩さん

脊髄損傷により「二度と歩けない」と宣言された旦那さんと立ち上げた「Re:Walk Project」。その立ち上げまでの話だったのですが…私も家族がいるので、色々と考えてしまい、ついつい泣いてしまいました。

おまけをもらいにいくという考え方。私も結構同じような考え方をしている事があるのでとても共感する事ができました。「自分の選択が正しかったと言えるように」この言葉も響きました。私も頑張ろう。

懇親会でもお話させていただきました。ご夫婦お二人ともとても明るい方達で元気をいただく事ができました。ありがとうございました。

尾中 友哉さん

尾中さんのお話でも泣いてしまった…。子供時代のご両親とのお話がとても暖かかったです。

傾聴という言葉がありますが、自分も相手の言葉だけでなく、表情や雰囲気や空気までちゃんと読み取れているかな?と自分に問いかけていました。

喫茶店で働いてらっしゃるご両親の写真、素敵な笑顔で、人柄がにじみ出ていました。

木本 孝広さん

心のそこから「すげぇ…」と思いました。

今回のリノベーションをきっかけとしたまちづくりや活性化やコミュニティ形成の話。私も少しだけ仕事で関わっていたり、個人的にも興味があるため、「こんなことできるのか…」と本気で思いました。

たとえば自分が木本さんと同じようにできるのか…木本さんのアイデアから自分なりの答えを探していましたが、まだ見つける事ができず。とりあえず「あの街に行ってみたい!」と素で思いました。それがヒントなのかな。

イメージできるところにゴールを設定する。これも自分にも落とし込もうと思います。

黒田 尚子さん

在日外国人のお母さん達の行動範囲が想像以上に狭くて驚きました…そうか、それは問題だ…。

でも、そのことをきっと誰も知らないし、知るきっかけがないですよね…。黒田さんはそこに気づき、行動に移した事、自分の夢に実直に、学生時代の思いからレストランを開業されたパワーがすごいと思いました。「誰かの役に立ちたい」という思い、素敵です。

このブログをやっているように、私は台湾が大好きです。お話の中で台湾人のお母さんのお話がでてきて「一度このお母さんの料理を食べてみたい!」と思いました。またお店にも行ってみようと思います。

肥山 詠美子さん

お恥ずかしいながら、肥山さんのお話はとても難しかった。(自分がまったく知らない領域で、イメージすることすら難しかったです)

ただ、

  • 壁にあたった時に視点を変える事(逆向きの発想)
  • 自分の仕事でできる最大のメリットが何かを考える事
  • 自分の専門分野だけでなく、隣の分野で飛び込んでいく事

すべて心に響きました。

そして、「うちにこもらず、外へ出ていく」事が大事だということ。

思い返してみれば、学生に対して私も口にしながらも、今年の私の一番の反省点は「うちにこもっていた事」だと思いました…。

来年に向けて、どんどん外に出て行こうと思います。

さいごに

8,000円以上の価値を見出すのは参加者次第、自分次第。これからTEDxKobeで得たものを活かすことができるよう、行動していきたいと思います。

今回のTEDxKobe 2017のプレゼンは、後日公式サイトで動画がアップされるはずです。行けなかった方はぜひ、ご覧になってみてください。

スタッフのみなさま、素敵なイベントをありがとうございました!本当にお疲れ様でした!!!